童貞王子と処女姫物語-入院①ー
右のポケットが携帯のバイブで震えた。
その感じで気が付いた。
見えるはずのないコンビニの電気が私を照らしていた。
息を吸おうとしたが、息がすえなかった。
体が動かない・・・。
「っ・・・っぅ・・・。」
初めてそのときに出た言葉だった。
「おぃ、大丈夫か??」
わらわらと店から人が出てくる。
額に手を当てる。
額にがあるべきところではないところに額があった。
居酒屋の前で倒れていた為、
親切な客が、不親切にもおしぼりを私に向かって投げる。
「おしぼりで、血をふいてやれ!!」
とな・・・。
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